原料はポリ乳酸!生分解性容器
環境対策が求められる中、生分解性容器が注目を集めています。その名の通り、そのまま放置しても自然に返る性能を持つため、地球に優しい容器として採用され始めており、各メーカーも製造に力を入れるようになりました。これらの容器を生分解性プラスチックと’呼ばれていて、最終的には水とCO2に分解されます。とってもエコなプラスチックは、すでにスーパーを始めとする小売店向けの食品トレーやストロー、使い捨てコップにも見られるようになりました。
これらの原料は、トウモロコシやサトウキビのデンプンから取り出した糖を、科学的な工程を経て製造されたポリ乳酸です。使用後に分解されることに加えて、毎年収穫される作物の不可食部位を減量にしているため無駄もありません。一般的な容器として普及するまでには、いくつかの課題があります。まず通常の容器と比較すると製造工程が複雑であることから価格が高い、食品トレーなどに利用された場合の物性が従来品と同等程度である、成形性が高くないため多様性のあるデザインが少ない、堆肥化するためのコンポスト施設の整備が進んでいないなどが指摘されています。
日本ではグリーンプラ識別表示制度の認定を設立、生分解性と安全性を満たした商品にグリーンプラマークのプリントを認めるなど、普及をサポートしていますが、まだまだ課題が多いです。生分解性プラスチックは、カーボンニュートラルな社会に欠かせないものとして関心を集めており、各方面で研究開発が進められています。容器のことならこちら